ちんちくりんのネジ式 diary

泣き虫の成れの果て

北上次郎

伊吹有喜さんのつづきなんだけど、2016年の文庫の解説に北上次郎さんは『もっともっと大きな作家になるから読んでおきましょう』って書かれてるけどたしかに『雲を紡ぐ』にはとてもかんじいってしまった。だから思うんです。北上次郎さん、お亡くなりにならずに伊吹有喜さんと共にあってほしかったなあって。

伊吹有喜

伊吹有喜さんの小説にハマってしまった。どうやら同じ大学同学科の後輩にあたるらしいと知ってなお親しみが湧いている。同じ理由で高田郁さんが好きだし、先輩の北方謙三が好きだったりするのだ。

 閑話休題。伊吹さんの作品の『雲を紡ぐ』でそして『ミッドナイト・バス』で、そのせつなさに胸キュンキュンなのだ。森田童子が好きな私の心情に突き刺さる。バカな私の癒やしは伊吹有喜にあったと心整う日々である。
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「バラ色の人生」森本レオ

35歳の女の子から僕が森本レオに似ていると言われた。「えっ!?」森本レオとか知ってるの?って思ったけどまんざらでもない。森本レオといえば木下恵介アワーでの「バラ色の人生」を思いだす。主題歌のジョルジュ·ムスタキの「私の孤独」が好きでした。フッと思い出して「そうかぁ、僕はひとりぼっちじゃないんだ、私の孤独といつも一緒にいるんだものな」と心和んだのでした。